「パパ、ママ、学校に行くね」
一瞬時間が止まったかのような衝撃的な言葉です。
その後、どのような感情が湧き上がりますでしょうか?
きっと、いろいろな場面がフラッシュバックしてくるかもしれません。
そして・・・
心が回復して、やっと行く気になってくれたんだ。
大変かもしれないけど、今回はしっかり支えてあげよう。
親もスイッチが入ってしまいますが、ちょっと待って・・・
もう少しお子さんの気持ちに触れてみましょう。
学校を休んでいる間の気持ち:文科省R2
早く学校に戻りたくない
71%(小学生)66.5%(中学生)
自分の事が嫌で仕方がなかった
43.6%(小学生)58.4%(中学生)
学校の先生にどう思われているか不安
49.5%(小学生)55.5%(中学生)
同級生などにどう思われているか不安
64.4%(小学生)71.6%(中学生)
この実態調査の結果を知ると…
不登校のお子さんが「学校に行こう」というあの言葉を素直に受け止めづらいことがわかります。
「学校に行きたい」
「学校に行かなくてはいけない」
どっちだと思いますか?
突然、「学校に行きたい」と言い始める時は、大抵後者です。
「学校に行かなくてはいけない」
その理由も、自分のためではなく、他の人のための場合多いんです。
誰のため??
・・・「あなたのため」です。
子供は、非常に敏感です。不登校になると、自分の事への感情や思考が鋭くなるので、親の不安や辛さをしっかり受け取っているんです。そして、子供はわかっているんです。お腹を痛めて、命を掛けてこの世に生んでくれたことを…
だから、自分が辛くても、少し回復して親を姿を認識できるようになると、親の辛さを取り除いてあげたいと思うのです。子供は親の笑顔の中で過ごしたいんですよね。
「学校にいくね」という言葉の裏には、お子さんの親への愛情が込められているんですよね。
まとめ
不登校は、心のエネルギーが枯渇して、大きなキズも負っている場合があります。
劣等感もあれば、罪悪感もあります。
そして、親に対しての申し訳なさも・・・。
不登校からの離脱は、少しずつです。これはお子さん自身がスタートもスピードも決めます。
お子さんの言動が変化した時こそ、丁寧に寄り添うことが子供の心を育む事に繋がっていきますよ。
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