脳レベルで酩酊状態?昼夜逆転の離脱前に整えなくてはいけないこと

昼夜逆転 睡眠時間 酩酊 睡眠不足不登校・親子関係

先日「昼夜逆転の離脱」について投稿させて頂きました。

・昼夜逆転の影響
・親への影響
・メリット
・立ち直るきっかけ
・子供の気持ち
・離脱のステップ…など

もし、睡眠不足が慢性化しているならば、まずは「睡眠時間を確保する」ことから整える事が大切になってきます。

なぜかというと・・・

思考力や判断力を司る脳の機能が低下していることに、本人が全く気が付いていないからなんです。

睡眠時間が短い人に限って、

・全然大丈夫だけど・・・。
・ちゃんと仕事/勉強できているよ。
・余裕♪

でも、実際には「脳の働き」は大変な事になっているんです…

ペンシルベニア大学の有名な研究では「6時間睡眠を2週間継続していると、2日間徹夜した状態とほぼ同じ程度になってしまっている」ということなんです。

えっ、どういうこと・・・?

徹夜した人の脳レベルは、酎ハイを7~8杯飲んだ状態にあたるので、これを2日間継続していることになります。つまり酩酊状態と同じ脳レベルということなんです。

このような状況で、お子さんが約束を守ったり、自分のことを見つめ直せると思えますか?

厳しい言い方をしてしまいますが、

…無理です。

この状態で行動変化を促すことは、ただの苦行であり、本人の凄まじい覚悟が必要になってきますが、実際には脳が働いていないから、非常に難しいと言えます。

でも、睡眠時間2~4時間ほどで成功されている方もいますよね??

確かに…しかしそういった人は非常にごくわずかです。ショートスリーパーは、日本では200人に一人、全体の1%以下です。そして、遺伝的な体質のため、トレーニングで身につけられる訳でもないんです。

これは、私達“親”にも同じ事が言えます。

お子さんに睡眠不足を気づかせ、睡眠時間を確保するためには・・・

私が行ったことは、
・寝る時間になったら、声だけ掛けてあげる
・寝る時間が遅いことがわかっていたら、朝は無理に起こさない。
・朝、起床時間にカーテンだけ開けてあげる。
・起きたら、身体のだるさや眠気の強さなどを聴いてあげる。
・しっかり寝れて、朝の頭も身体も軽いと実感出来ている日は、その日の出来事を話題にして会話を楽しむ。

これらを行ったことによって・・・

寝る時間と睡眠時間に意識を向ける事ができるようになり、さらに睡眠不足な状態とそうでない時の状態のギャップも体感することによって、睡眠不足を意識化へひっぱってくる事ができました。

この意識化と体感は、昼夜逆転の離脱を整える重要な鍵になってきます。

睡眠は、何事においても大切ということですね。

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