勉強をする時間帯を見直すことによって、勉強効率があがる?! ~勉強のゴールデンタイムと私の体験~

勉強

試験勉強や仕事の勉強など、学生はもちろんのことですが、社会人になっても自己勉強はとても大切です。

でも、勉強しても、なかなか頭に入らない!!! 参考書や資料を読んでも、理解に時間がかかるって感じている方って多くいるのではないでしょうか。現に私もその一人です。

でも、やみくもに勉強していてもあまり効果があがらないことが多いです。

今回は、勉強のゴールデンタイムの重要性と効果について、書き綴って行きたいと思います。

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最強のゴールデンタイム

起床後~3時間

脳科学学者の茂木健一さんによると、睡眠を取ることで脳の中の記憶は長期記憶へ移動し、短期記憶はリセットされるため、朝の脳は創造性を発揮するのに適していると言われています。

つまり、朝の脳の状態は…

・思考力
・集中力

が発揮しやすいということが分かります。

脳がリフレッシュして、一番活発に活動できる時間帯であることを考えると、

数学 物理 科学 生物 論文作成など

がおすすめなのです。

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勉強にもウォーミングアップが必要

起床後に適している科目
・簡単な計算問題
・英語などの音読

起床直後からの寝起き状態でも、思考力や集中力が発揮できるのか疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。なぜなら、寝起きでぼーっとしてしまう経験は誰にでもあることだからです。

大前提として、睡眠をしっかり取ることが言うまでもありませんが、起床直後はちょっとしたコツが必要なのです。

そう、脳にも「ウォーミングアップ」が必要なのです。
脳へ刺激を与えつつ、脳血流を促してあげるというわけです。

勉強のウォーミングアップ:30分~1時間位

ウォーミングアップ目的で行う勉強科目は、「簡単な計算問題」や、英語などの「音読」が適していると言えるのです。

特に、音読は非常におすすめです。

口を動かすことに加えて、発声をすることによって、酸素を多く取り入れ、脳の活動に非常に大切な酸素をより多く送り届けられるからです。

さらに、歩きながらの音読は、より効果的だと言えます。

また、脳へ血流を送り届けるという点において、ストレッチや軽い運動を勉強前に行うのも効果的だといえます。

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昼過ぎは要注意

おすすめ:リスニングやシャドーイングなど
避けたほうが懸命:暗記系や長文、応用問題
20分以下の昼寝も効果的

生理学的に脳機能が活発に働きづらくなってしまっています。

睡眠マネージメントの菅原洋平さんは、「起床後8時間後・22時間後は、眠気が強くなり、脳機能低下してしまう」と話されています。

6時に起床していれば、8時間後の14時に向かって、脳機能が低下していくということです。

さらに、昼食による生理的影響も大きく作用していきます。

食後は、食べ物を消化するために、血液は消化管へより多く配分されます。つまり、脳への血液配給を増やしづらいということです。

さらに、血糖値上昇に伴い脳覚醒を促すホルモン(オキシトシン)の分泌抑制が起こり、また過剰なインスリン分泌による一過性の血糖値低下も起こりやすいため、より脳機能が低下するというわけです。

つまり、この時間帯での暗記や長文読解、応用問題などはあまり適さないというわけです。

もし、少しでも勉強時間を確保したいと考えるのであれば、リスニングやシャドーイングなどの前頭葉をあまり活用しない勉強方法を選ぶ方が良いかもしれません。

または、ここは割り切って、昼寝をするというのも効果的です。

昼寝をすることによって、午後の作業効率が上がるという研究データは沢山報告されているので、午後のゴールデンタイムに備えるというのも、効果的だと言えます。

第二ののゴールタイム

14~17時

午後は、ミスが起きやすい時間帯と言われています。

ディップ株式会社の仕事の失敗する時間帯アンケートによると、「14ー17時」がなんと全体の40%以上と回答数が最も多かったようです。ここには、午前中からの身体的・精神的疲労に加えて、ホルモンなどの生理的な反応も影響しています。

しかし、逆にミシガン州のアルビオン大学の研究では、脳が疲れている時の方が20%も問題解決の成果が良いという報告もあります。ここでは、脳機能の低下により注意散漫になるが、そのことで多角的な思考ができて、問題解決の成果があがったのではないかと言われています。

また、時間医学の大塚邦明教授は、「13~17時に気力体力がピーク」になると言われています。

13‐15時 ドーパミン・アドレナリン分泌上昇する
15‐17時 交感神経が活発になる

つまり、午後のゴールデンタイムは、

時間帯:14時~17時ほど
効果:ひらめき・思考力・やる気の向上

ということなのです。

この時間帯では、下の勉強がおすすめです。
・国語・英語長文問題
・社会の記述問題
・各種問題集

私の場合

歳を取ると、本当に仕事効率や勉強効率が顕著に下がっていることを実感します。

そして、午前と午後の自分の身体や脳のコンディションの違いもわかりやすいほど実感できます。

起きた時は、少しぼーっとしており、朝支度をしながら徐々に目が覚めていく感じです。

30分程で、かなりはっきりしており、この状態が一日のうちで最強ではないかと思うほどのコンディションを感じます。

朝起きたら、軽くストレッチをする時もあれば、ニュースを確認するなどで、脳を起こして行きます。子供がまだ寝ていたら、水分補給後に、自分の調べものをしたり、語学勉強をします。

自分の調べものをする時は、とても考えながら行う必要があるので、頭が軽いとの時間が行いやすいようです。
また語学勉強は、暗記部分よりも、文法や問題理解を行うようにしています。

やはり、この時間の勉強や作業は、もっとも効率がよいと感じてます。

不思議と、10時半位から集中力が低下したり、作業効率が下がってくる印象があります。

この午前中のゴールデンタイムが、起床から3時間というのはやはり当てはまるように感じます。

昼は、眠くなってしまいます。

睡眠は、8~8.5時間程取れていますが、眠くなるのは避けられないようです。

私の場合は、眠気があったら昼寝をするようにしています。10~20分間と決めて、タイマーを掛けています。
起きたら、不思議と頭もさっぱりしているので、午後はリフレッシュして仕事や勉強を再開出来ています。

午後も、やはり14~15時頃から集中力が上がってくるように感じます。しかし、朝のような超集中できるような感覚はありませんので、自分が取り組みやすい勉強方法にしています。

この時間は、単語勉強や問題集・オンライン問題を解いたり、調べたりするようにしています。

毎日同じようにはできませんが、午前と午後で大きく勉強方法や科目を変えて取り組むようにしています。

午前:考え出して答えを見つけていく勉強方法
午後:自分の勉強した事から答えを見つけていく勉強方法

勉強方法はいろいろあるし、自分にあった勉強方法があるという方も多くいると思います。たしかに、多少はその考えて間違いではありません。

しかし、いろいろな研究から個々人に合わせた勉強方法は存在しづらく、科学的根拠は見つかっていないようです。

そのため、脳の生理的な活動やパターンを利用して、効率の良い勉強方法を行うように心がけようと思っています。

最後に

一般的に良く知られている「午前のゴールデンタイム」ですが、勉強モードへの移行に「ウォーミングアップ」が必要であることと、「第二のゴールデンタイム」があることはとても興味深いと思いませんか?

私もまだまだ模索中ですが、脳の生理的パターンと時間帯の関係は、仕事でも同じことが言えるのではないかと実感しています。

まずは、自分の集中できたり、勉強成果が上がりやすい時間帯を知ることが大切ですので、そのきっかけに勉強のゴールデンタイムを意識してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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