ドイツのトイレ・・・日本の感覚では使えない。
なぜって、公衆トイレが見つからない。そして、なんとほとんどがお金がかかる有料トイレなんです。
無料を探しても、どうしようもない。
そこで、今回ドイツの公衆トイレ事情について話して行こうと思います。
ドイツでは公衆トイレが見つかりづらい?
ホテルの部屋には、当然にトイレがあります。
しかし、子供とお出かけに行って、何が困るかといえば突然の尿意です。なぜ出かける前に行ってくれなかったのか、そして限界まで来てから「パパ、トイレ‼」って言うのか。
何はともかく、子供のトイレはあまり待てる時間がありません。
そこで、公園内で探しても、トイレなし。ショッピングモールやデパートで探してもなかなか見つからず、デパート内でやっと見つかったが、なぜかゲートがあり入れない。
中かな人が出てきたので声を掛けると、「70セント」と言われた。まじか、有料か…。
後ろから来た人も有料と知って、トイレに入らず退室。もしかしたら、別のところに無料のトイレがあるのかと思い、私らも退室。しかし、探せど探せど、トイレ自体が見つからない。
そこで、ショッピングモールのインフォメーションの方にトイレを行くと、場所を押してくれた。そこのトイレは、ゲートがなかったので、無料と思いいざトイレへ。
トイレが終わった後に、出口に向かうと人が立っており、皆50セントを渡していた。
…そうか、やはり有料だったのか。
いろいろな公園に行ったが、どこの公園でもトイレの常設は見たことがありません。
※もしかしたら、ある公園もあるかもしれませんが…。
ショッピングモールやデパートでもトイレは少なく、必ず有料でした。
日本の感覚だと、確かに有料トイレもありますが、無料トイレがほとんどです。そして、結構どこでもある印象があります。しかし、ことドイツでは、その感覚で出かけると、トイレに入れないという大変なことになることを学びました。
ドイツの公衆トイレが有料になった背景
なぜ、有料なのでしょうか?
これは、無料トイレ時代に、トイレを破損されたり、非常に汚くされていたそうです。治安的に、公衆衛生的、そして修繕の管理費的に良くないと、無料トイレを廃止していったそうです。
イメージとしては、都内の公園のトイレや治安の悪い地域の公衆トイレの便器が排泄物でかなり汚れていたり、落書きや壊れていたりなどしているのを見たことがある方もいると思います。こんなトイレをそのままにして置かなかったんでしょうね。
これは、州ごとや自治体ごとに規制が定められているようです。
そのため、チップを取るところや使用料を取るところなどがあり、さらにトイレスタッフが入口にいる所や無人、つまりゲートがある所があります。
有人のところは、チップなので払わなくても良いがトイレをきれいに管理してくれていると思うと、なかなか払わずには出れませんよね。
無人のところは、いくつかのバリエーションがあります。ゲートタイプは、お金を入れると、そのままトイレへ進めます。また、クーポン券がでる所もあり、そのショッピングモール内であれば使えるなどのお得な所もあります。また、お店内で施錠されているトイレは、そのお店のスタッフに声を掛けると開けてくれたり、またレシートに施錠解除番号が書いてあったりする店があり、まちまちです。
ドイツ公衆トイレの料金(ユーロ)
料金の規制はされていないようです。そのため、トイレを管理しているお店や自治体で設定しているようなので、金額に差が大きい印象があります。
これは、一人辺りなので、子供と二人ならば二倍かかるということです。
トイレに、1~3ユーロと考えると馬鹿になりません。
先日、トイレのゲートの中からスタッフが出てきて、聞いて見ました。
一人70セントとの説明があったので、子供と私それぞれ70セントかと確認したら、「(私に)70セント・(子供に)70セント!」と言われました。子供料金は存在しないようです。
ゲートある場所では70セントが多いようで、その後50セントのクーポンが出てくることが多いので、実質的には20セントとなります。子供の突発的なトイレ目的だけで入るのは、お財布の紐をほどくのに躊躇してしまう私がいるのは、貧乏性???
つまり、外出する時は、多少の小銭を持っておいた方がよいですね。
ドイツの無料公衆トイレはあるのか?
少し前の記事になりますが、トイレのお金を支払う必要がありましたが、法的には支払う必要はないとのことでした。あくまでも有人タイプのトイレについてですから、無人タイプはそのシステムに下側う必要があります。
そのため、無料のトイレも存在しており、それらをまとめたサイトもありました。
このサイトによると、ドイツ国内で2700箇所以上あるようです。
マップ上に表示されており、使用者のレビューも付けられているようです。
検索は非常に簡単なので、ぜひ使って見てください。
自分の活動範囲内で、無料トイレの場所を把握しておいて、損はないと思います。
実際には無料のトイレをつかったのことはまだありませんが、近くにあったら使ってみようと思っています。
終わりに…
トイレは、リラックスする個室であり、排泄という生理的欲求に必要不可欠な物、そして治安問題や経済問題とさまざまな側面を持ちます。
日本のトイレと比べると、個人的には日本のトイレの方が綺麗で、高性能です。ウォシュレットや暖熱便座などは、個人的には最高な機能だと思っています。しかし、その反面公園や治安の悪い地域のトイレはかなり汚く、使いたくないので、避けてしまいます。
ドイツのトイレは、平均的と考えられます。使用を避けたいと思うトイレはまず出会ったことがありません。高機能ということはありませんが、非常に清潔に保たれています。
有料・無料の議論はありますが、住めば都であり、郷に入っては郷に従えですし、決して使用に不満はありません。子供を持つ親としては、衛生的で、治安が保てるのなら、ドイツのトイレの形は納得できます。
日本から来た感覚で公衆トイレを使用すると、日本ほど高機能ではないのに、有料と思ってしまい、トイレが不満に感じてしまうかもしれません。
しかし、その背景を知ると、気兼ねなく使えるトイレに変わると思いますので、ぜひともこの機会にドイツの文化に触れつつ、ドイツ生活を楽しんでみてください。
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