美味しいお米を食べたくないですか?
少し違った時間の過ごし方をしたくはありませんか?
炊飯器は非常に便利で、ボタン一つでご飯が焚けてくれます。しかし、ボタン一つとまではいきませんが、安くて、早くて、そしてとてつもなく美味しいご飯を作ることができることを知っていますか。
そう、「片手アルミ鍋」でご飯を焚くことなんです。
鍋でのご飯炊きって、面倒だと思っている方が非常に多いのではないでしょうか。
しかし、これが全然難しくないんです。
今回は、子供でも簡単なアルミ鍋でのご飯炊きについて、書き綴って行きたいと思います。
我が家では、すでに娘の担当になりつつあります。
炊飯器 VS 鍋
・艶・甘味があり、美味しい
・早い
・光熱費が安い
・予約炊飯ができない
・火加減等で、出来上がりにムラが出てしまうことがある
・焦げたら、洗うのが非常に大変
・フライヤーを一つ使ってしまう
炊飯器は、高機能なものも沢山あり、高額な物から安価なものまでありますよね。また、ボタン一つという非常に簡単で、誰でも簡単に安定した美味しさのお米が焚けることは、誰でも知っている事です。
そのため、美味しいごはんを食べようとしたら、少し高い炊飯器がほしくなってしまうのでは、私も含めて多くの方が考えることではないでしょうか。
鍋での炊飯は、昔から行われていた方法です。一見、大変そうに思えますが、これがやってみるとそうでもないんです。
なにせ、安いお米も非常に美味しく焚けるし、炊飯器と比べても鍋自体の代金や光熱費も安いのです。そして、炊飯器より早く焚けるのです。
また、デメリットも、水とお米の分量や炊飯時間等をしっかり行えれば何の問題もないので、デメリットといえるまでもないと思っています。
お鍋炊飯の美味しく焚くコツ
米を洗う時
・一回目は、水圧洗いだけで、すぐに流す
この瞬間が一気に水分が乾燥しているお米に吸収されて行きます。そのため、お米の表面の酸化した部分や付着している汚れ自体も吸収されてしまうことと、非常に割れやすい瞬間であるからです。
お水を一気に入れたら、水がもったいないと思わず、そのまま流しましょう。
・もみ洗いなどはせずに、優しく洗う
今のお米はぬか層が取り除かれていることと、米自体が水を吸収して乾燥している中少しずつ膨張しようとしているため、もみ洗いやガシガシと強く米同士をぶつけ合うような洗い方だと、すぐに割れてしまうのです。
米の表面の酸化した部分と汚れを洗い流すのが目的のため、3回前後で十分なのです。
浸水の時
・しっかり浸水させた方がよい
夏:30分間 冬:1~2時間間
浸水時間での出来上がりイメージは…
浸水時間が長い 粘り気とやわらかく
浸水時間が短い 硬め
浸水が短すぎると、出来上がり時にお米の芯が残ってしまう可能性が出てしまいます。
硬いお米を作る時でも極端に浸水時間を短くしないようにした方がよいと思います。
浸水が出来ているかの判断は、お米のふくらみ、表面の白みがつよくなっていれば、浸水されているとわかります。
・浸水のお水は、必ず冷水
ゆっくり浸水していくので、お米が壊れないからです。冷蔵庫に入れて浸水させる人がいるほどですので、間違っても時間短縮のためにぬるま湯や温水はしようしないでください。
出来上がりに食感と味が変わってしまいます。
お米を焚く時
・分量と時間管理は、正確に行う。
ここが、炊飯器の利便性と鍋でお米を焚くときの決定的な違いではないかと思います。
目分量ではなくて、量りを使ってしっかり行った方がいいです。
そして、時間はタイマーは必須です。
でも言い方を変えると、「量り」でしっかり量って、「タイマー」を使えばいいだけなので、何も特別なスキルが必要なわけではないので、心配ないです。
お鍋での一般的な炊飯方法
①必要なお米の分量を量りで量り、ボールの中に入れる
②お米を冷水でとぐ
・一回目:水を少し水圧を掛けて入れて、すぐに流す
・二回目:水を入れ、指を開いてボールの中で軽く動かしまわす。その後流す
・三回目:②回目と同様の作業
・四回目:①を同じ作業
③といだお米を浸水させる
冷水を入れて、一定時間浸水させる
④浸水させて水を捨てて、お米を鍋に入れる
⑤適量の水を「量り」で量ってお米の入っている鍋に入れる
⑥強火で火にかける
お米の表面を平らにならして焚くと、焚きあがりにムラができづらいです。
⑦沸騰した直後に、弱火にして、軽くかき回す
⑧タイマーを掛けて、蓋をして10分間弱火で焚く
⑨火を止めて、10分間蒸らす
この時、様子見で蓋を空けてはいけません。
⑩蓋を開けて、完成です。
凄く簡単に言うと…
強火で火にかけて、沸騰したら弱火にして、蓋をして10分待ち。
タイマーが鳴ったら、火を消して、10分待って、できあがりです。
それほど難しくないと思いませんか。
私の場合(若干硬めのお米が立つアレンジ方法)
私は、非常に安価なアルミの片手鍋でお米を焚いています。
そんなで、大丈夫なの?と思う方も多いかもしれません。
土鍋や圧力鍋の方が美味しく焚けるという人も多くいるかもしれません。
確かに、土鍋や圧力鍋で焚くと、柔らかくて、甘く、そして粘り気があるお米が焚けます。
でも、思い出してください。学生の時の林間学校やキャンプで作るお米って、とてつもなく美味しくなかったですか。(飯盒での炊飯は、今は行わないのかな…古い?)
土鍋や圧力鍋をわざわざ出したりするよりは、いつも使っていてすぐに取り出せる「片手アルミ鍋」の方が、使い勝手がいいんです。
そして、土鍋や圧力鍋は、他の料理を同時に作る時に使えるので、やはり私は「片手アルミ鍋」一択だと思っています。
アルミ鍋は本当に万能ですからね。こちらは、直火・IH対応で、保証もついているので、おすすめです。
現在、片手アルミ鍋で毎日ご飯を焚いていますが、お米はしっかり立っているし、甘味も食感もしっかりしていて、なにより美味しい。これに慣れてしまったら、高額の炊飯器はいらないと本気で思ってしまっています。
もう炊飯器の利点は、「予約炊飯」しかないのではないでしょうか。
私は、少し硬めのしっかりしたお米が最近ブームなので、炊飯手順にアレンジをしています。
これは好みがあるので、上に記載した一般的な方法でもう少し調整したいと感じたら、ぜひ試してみてください。
まずは、一般的には水の割合は、米150g:水200mlと言われていますが、色々と試した結果、水は少し少なく180mlが出来上がりのお米がしっかりするように思っています。
私の比率は、「米150g:水180ml」です。
そして、火にかける時間も、10分ではなくて、7分間にしています。10分間だと、鍋に少し強くこびりつく印象があり、7分間が、出来上がりもそのあとの片付けでも丁度良いと感じています。
私の強火沸騰後の弱火時間と蒸らし時間は、「7分間」です。
最後にもう一つ工夫があります。
沸騰直後で蓋を締める前と、蒸らしが終わった後に、お米を混ぜることです。
沸騰した直後に軽く混ぜるのは、でんぷん質がくっついているので、それを少し切り離してあげる事で、鍋の中で対流が起こり易く、均一な焚きあがりになるからです。
そして混ぜた後は、お米全体の表面を平らに戻る事もわすれないようにします。
蒸らし後に米を混ぜるのは、どちらかというと、お米を切るように空気を入れるというイメージですかね。30秒から1分ほど行った後は、食べるまで蓋を締めて置きます。
この作業によって、余分な水分を飛ばすことができて、食べる時に食感としてお米がしっかり主張してくれるからです。
私のアレンジをまとめると…
この4つのアレンジを加えています。
私は、現在非常に安価なお米を使用していますが、この方法で、とても美味しく食べさせてもらっています。子供も、お米だけでも食べてくれちゃっています。
個人的な印象では、高価なお米の方が、冷えた時の味が美味しいようにも感じますが、何せ焚いた分はその食事で食べきってしまうので、あまり気になっていません。
そして、アルミ鍋の洗浄ですが、このやり方で焦げたり、こびりついたりはしていないのですが、やはりこれまで色々と試していた時に、ひどい経験もしました。
そこで、お鍋は極力早く洗うことです。
そして、少しの焦げやこびりつけは、少しお水を入れて、お酢を入れて沸騰させてください。
沸騰したら、そのままの状態で、鍋底を菜箸などでこすってください。そのままスポンジを入れて、菜箸でこすってもOKです。
あまり力いらずで少しずつ取れてくれますので、ぜひとも試してみてください。
最後に
どこにでもあるアルミ片手鍋でのお米炊きについて書き綴ってきました。
一見、大丈夫かなって思ってしまったり、面倒臭いと思ってしまいがちですが、実際は結構簡単で、なにより美味しいのには、本当に驚かされます。
現在、コロナウイルスで家にお子さんがいる方は、是非とも一緒に鍋での炊飯をしてみてはいかがでしょうか?
私の娘は、大喜びで作っています。もう、お米焚きは子供の担当になってしまうくらいで、自主的に作ってくれてもいます。
また、節約したい学生や主婦の方も、是非ともチャレンジしてみてください。
結構楽しめますよ。
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