抜き打ちチェックで声を掛けられるBVGの検札官って、どんな感じ?
出会う方は出会うし、出会わない方は出会わない。出会う頻度は非常に少ないと言われる方もいれば、バンバンチェックにきて、無銭乗車の方を捕まえているのをよく見るといわれる方もいます。
今回、Uバーンで検札官に出会いました。
留学生はもちろん、旅行者も出会う可能性がある検札ですが、前回のバスの時と少し違ったので、今回書き綴っていきたいと思います。
BVGの検札官
ドイツのベルリンの公共交通機関は、BVG(ベルリン市交通局)が管理しています。
詳しくは、こちらの記事へ。
日本と違うのは、チケットの使用方法とチェック方法です。
日本のようにチケットは、チケット販売機で購入します。日本の電車の場合は、チケットは駅員か、ゲートを使ってホームに行くと思います。
しかし、ドイツのベルリンでは、打刻機で自分で打刻をしてから、ホームへ移動します。そして、電車を降りたら、改札等はないので、そのまま出ることができるのです。
つまり、打刻をしないで、そのまま出ることが可能ということなのです。
もちろん、定期券を持っている方や乗り換えの時は、このような使い方をされています。
では、無銭乗車をどのように規制していると思いますか?
ここベルリンでは、BVGスタッフが抜き打ちでチケットをチェックしに来るということで、心理的に無線乗車を抑制しているのです。
当然、無銭乗車は問答無用で罰金処罰となります。その場で購入ということができないのです。
バスやトラムも同様で、初乗車の時の打刻のみで、下車はそのまま素通りできます。
つまり、運を頼りに無銭乗車をするか、ちゃんとチケットを購入して打刻後に乗車するかは、その方の社会的モラルが問われる所なのです。
私たちは、外国人であり、日本人の代表として見られるので、節度ある行動が必要ですよね。
前回、バスの中で検札官にお会いしましたので、その時の様子はこちらからどうぞ。

検札官の様子(Uバーン)
・携帯端末を持っている
・BVGのIDを腰に付けている
・お突然声を掛けられる。
・2人組み
今回は、Uバーンの中で出会いました。
私が乗車後、数駅過ぎてから声を掛けられたので、恐らく途中の駅から乗車して来たのだろうと思います。そこそこ混んでいたので、私がチケットを用意する間に、他の方にも同時に声を掛けていました。
そして、同車両の少し前からもう一人、同じようなジャケットと来て声を掛けている方がいたので、恐らく今回は2人ペアで行っているのだと思いました。
挟み込むようにチェックを進めていたので、逃げられないようになのかなって思ってしまいました。
一人ひとりのチケットを確認して、下車しそうな方も、扉の前で捕まえてチェックをしていました。また、声を掛けながら下車しそうな方は、そのまま一緒に下車して、チケットを確認する徹底ぶりでした。
検札管からの質問
・チケットを見せて。
申し訳ない、ドイツ語で話しかけられて、今回もよく分かりませんでした。
でも、二回目ということもあり、BVGのIDと端末を持っていたので、検札だと思い、チケットですかと確認した所、「・・・、チケット・・・」と返答があり、理解することができました。
前回のバスの時では、フレンドリーで、どこから乗って、どこまで行くのかなど詳しく質問されたけど、検札する人が多いから、そんなことまでは質問されませんでした。
だた有効なチケットを所持しているかどうかだけでした。
私の感想
やはり突然声を掛けれれるのは、びっくりしてしまいますが、今回はチケットを見せるだけだったので、問題ありませんでした。
これは、オーストラリアの公共交通機関の検札と似ている感じです。しかし、オーストラリアはその場でチケット購入できるですが、ことベルリンでは、問答無用で罰金処置となってしまいます。
少し観察していたのですが、ベルリンのチケットは複数あり、定期券も紙タイプとカードタイプもあるし、片道チケットや回数券もあるので、検札官は一枚一枚受け取って、内容を確認しているようでした。
抜き打ちチェックが、厳重に行われているからこそ、心理的無銭乗車抑制効果があるのだろうと感じました。
Uバーンの駅内では、Free WiFiが繋がるのですが、動いている電車の中では使えません。
もし、英語も少し自信がなければ、google 翻訳等で会話ができるので、手持ちのスマホでインターネットを使えるようにして置くことをおすすめします。
何か、所持チケットに不備や質問されることもあるかもしれないからです。
ドイツ語・英語に少し自信のない方や旅行などの短期滞在の方は、日本からWiFiルーターの持参がおすすめです。
中・長期滞在予定の方や英語が少し話せる方は、現地SIM購入で自分の携帯電話でインターネットを使えるようにするのがおすすめです。

最後に
検札官に出会う頻度は、少ないと言われています。
しかし、今回の検札は2回目/月になります。
つまり、出会う人は出会うし、出会わない人は出会わないので、この情報はあてになりません。
BVGのIDと携帯端末を持っている方に声を掛けられたら、ドイツ語が分からない方は、「チケット?」と聞き直すといいかもしれません。
また、他の方もチェックをされていたら、次に出会った時のために、少し観察してみるといいかもしれません。
バスとUバーンで検察官の様子や検察内容が違いましたが、たまたまなのか、役割分担をしているのかわかりませんが、ちゃんとしたチケットの所持と打刻があれば何も問題ありません。
初めて検札される時は、ちょっと驚くかもしれませんが、私の体験で少しイメージが出来て、少しでも不安がなくなれば幸いです。
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