コロナの影響で、オンライン学習が主流になっています。
しかし、私の環境ではドイツ語習得に必要なのは対面式ではないかと考えています。
そして、対面式を行っている語学学校を探して、受講を開始しました。
ドイツ語の語学学校の最初の一週間の様子を、コロナ対策と授業内容も含めて書き綴って行きたいと思います。
※通学3週間の様子をまとめた記事がこちらです。
オンライン授業と対面式授業
語学学校を始めるにあたり、非常に悩まされるのが、「オンライン式」か「対面式」です。
現在、コロナの影響で、多くの語学学校が「オンライン式」を取っています。
そこで、それぞれのメリットとデメリットを考えてみます。
オンライン授業のメリット
・感染リスクがない
・通学の時間・交通費節約
・受講場所に制限がほとんどなし
・忘れ物なし
・授業料が安価
オンライン授業のデメリット
・ネット環境に左右される
・質疑応答のタイミングが難しい
・モチベーションの切り替えが難しい
・勉強環境が整えずらい
・対面式より授業が短い
対面式授業のメリット
・集中しやすい
・教師との質疑応答・意見交換がしやすい
・同級生と助け合える
・オンラインより授業量が多い
対面式授業のデメリット
・感染リスクがある
・通勤時間と交通費が掛かる
・授業料が高い
私やあなた、生徒自身の環境や考え方で、どちらが適しているかは変わると思います。
私の場合
コロナの影響で、ドイツの語学学校は、「オンライン式」のみの学校も多くあります。その中で、「対面式」と「オンライン式」の両方を採用している所も少しずつ増えてきているので、受講方式を選択できるようになってきました。
私は、今回対面式を強く希望していたので、対面式が行っている語学学校を選ぶことにしました。
なぜ「対面式」なの?
・勉強時間を強制的に確保できる。
・勉強環境を整えられる。
・モチベーションや集中力の切り替えができる
・質疑応答がしやすい
オンライン授業を進める人は多いと思います。確かにメリットは非常に多く、仕事をしながらや受講時間を調整できるオンライン講義は非常に魅力があります。
しかし、現在の語学学校でのオンラインは、受講時間を生徒で調整はできません。
また、ネット環境さえ整えられれば、オンライン受講できますが、スピーキングを含む語学学習において、カフェや図書館で受講するのは難しいので、多くの場合が自室になるのではないでしょうか?そのため、1人暮らしや自分の部屋を持っている場合を覗いて、他の家族が至り、または家事や育児の合間にオンライン受講するのは、難しい部分があります。
次に、オンライン式の特性上、複数の人が同時に会話をすることが困難です。雑音が凄く、何を話しているのかまったく聞き取れないのです。そのため、グループワークも難しければ、こそっと同級生に聞くこともできないのです。
さらに、教師に質問するタイミングも難しく、授業が終わった後や休憩時間に直接質問をしたりすることができない。
最後に、受講料に関しては、オンライン式の方が安価になりますが、その反面授業数が減っている場合がほとんどでした。
つまり、授業数を多くしたいと考えてる私にとって、金額以上にデメリットの方が大きく感じてしまったのです。
そのため、その時間だけ、強制的に集中できて、授業時間が多く、そして質疑応答がしやすい対面式にこだわり、語学学校を探したんです。
対面式を行っている語学学校に直接伺って、スタッフの雰囲気と、コロナ対策をしっかりしている学校であることを必ず確認し、語学学校を決めてきました。
第一週目の内容
・コロナ対策
・授業内容
・コロナ対策
受付
・受付エリアの入場人数制限
・対面デスクの透明なフィルター
・ボールペンなどの使いまわしはしない
・マスク着用
クラス/教室
・教科書やプリントの使いまわし禁止
※教科書は買い取りになります。
・クラス外のマスク着用
・クラス人数の制限
・着席生徒間のソーシャルディスタンス確保
・生徒は着席時以外の行動時にはマスク着用(移動時など)
・教師も黒板前以外はマスク着用
・コロナ対策の実施証明に対しての書類にサイン
・基本的には、教室のドア・窓のどこかを常に開けて換気している
・休憩時間は、全窓全開で換気を実施
・授業終了後、教師が使用した部屋の殺菌・除菌清掃を徹底
その他
・学校内でコロナ感染が発覚した場合は、対面式授業は突如として中止される
・対面式→オンライン式へ変更となる
・緊急時用に、オンライン式の授業準備もされている
接触・飛沫感染対策をしっかり行っている印象を受けました。
・授業内容
ドイツ語は、「A1.1・A1.2・B1.1…」とクラスが上がって行きます。私は、全くの初心者で、ドイツ語ゼロの状態からスタートですので、「A1.1」です。
第一週目の授業内容は、挨拶時のシーンを中心に行われました。
「こんにちわ」、「私の名前は…」、「どちらの出身ですか?」や「どこに住んでいますか?」、「趣味は?」などなど…。
また、丁寧な言い回しや、フランクな言い回しの違いなど。
何度も発音をして、答えてを様々なシチュエーションで行いました。
会話のフレーズが中心です。その理由としては、初心者が文法を先にやってしまうと、会話が出来ない生徒が多くいることがあり、実際の会話では文法よりも、発音やフレーズ会話が中心になるからだそうです。
また、文法は後から学習した方が、習得スピードが早いそうです。
宿題はそれほど出さないけど、授業の内容を各自で反復練習や復習をしてくださいとのことでした。
実際に、各日の宿題は、30~45分程で終わる内容でした。
教科書は、「Netzwerk neu A1.1」という教科書です。
A1.1の単元は、6つあります。教師からは、一単元4日ずつ進めて行くと説明がありました。
つまり、約一カ月で、A1.1が終わるスピードになるようです。
感想
感染対策や授業の内容や意図をしっかり説明してくれたので、とても授業内容が理解しやすいと感じました。その都度、文法的なことは聞かずに、まずは覚えることと口を動かすことが大切であることがわかったからです。
生徒の年齢も様々で、16~44歳と非常に幅広く、また出身国もフランス・スコットランド・スペイン・ロシア・アメリカなどなど。
非常にフレンドリーな先生で、生徒の質問にも一つ一つ丁寧に説明してくれていたので、安心できました。
ただ、先生に当てられたりすると、頭が真っ白になってしまう現象が度たび起きるのは、本当に大変でした。もともとシャイな性格に加えて、歳を重ねて変なプライドがあるんでしょうかね…、間違えたくないという気持ちや恥ずかしいという感情が強くなってしまうのは。
これは場数を踏むしかないので、少しずつトライ&エラーを繰り返していこうと思っています。
対面式にして良かったとやはり感じました。授業を受けている間は、勉強に集中できるからです。授業が終わると、帰宅後に家事や育児をするので、やはりなかなかバタバタしてしまうので、スキマ時間を作り出せないなぁと感じました。
なにせ、主夫としての技量が足りない事もあるので、引き続き家事のスキルアップをして、スキマ時間は探して行こうと考えています。
最後に
いつでも、どこでも行えるオンライン授業の場合は、その利便性が大きなメリットとなります。しかしそうでなければ、対面式授業の方がオンライン授業よりも勝るのではないでしょうか。
受講者の環境と、受講スタイルによってどちらが自分にとって最適な学習環境を整えられるかだと思います。
現在、対面式語学学習を始めて、メリットは考えていた以上にあると感じています。
まだ始まったばかりなので、引き続き情報共有をして行きたいと思います。
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