ドイツ語の対面式語学学校が、三週目を終了しました。
この歳での勉強の難しさと、暗記の困難さ…どうしようもない。
でも、新しいことを学ぶことは、楽しさもあるのではないでしょうか?
今回は、ベルリンの語学学校での「A1.1」クラスの三週間の内容と、私の感想を書き綴っていきたいと思います。
留学や移住など、ドイツ語の語学学校の様子を知りたい方の情報共有になってくれたらうれしいです。
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A1.1 授業内容(~3週目)
・地域の説明 / 道案内
・食事 / 買い物
簡単な地域の説明が出来るようになる事と、道案内が出来る事が目標。
自宅での食事・外食時の会話ができることと、買い物の時の会話が出来ることが目標。
両方とも、基本的にはフレーズと、必須単語を覚えて使えるように何度も練習をします。
文法に関しては、ドイツ語に置いて、動詞の位置はとても大切です。しかし、やっかいなことに、その他の時間や場所、主語などは、場所が変わります。
そのため、まずこのA1.1のレベルで学ぶことは、文章の中での動詞の位置を覚えることから始まりました。
また、ドイツ語の動詞は、主語によって様々に変化します。英語より多く変化するため、その変化の特徴を学び、いくつかの不規則動詞(ルールに当てはまらない変化をする動詞)も学びます。
そして、次に冠詞です。あまり日本語にはなじみがなく、英語だと「a」「the」ですが、ドイツ語はこの冠詞が多いです。単語によって変わり、主語 / 目的語のような使用用途によっても変わります。そのため、冠詞のルールとその使い方を学びました。
授業で使われている教科書は、こちらです。
専用アプリをかざすと、音声・映像データが使えるようで、付属CDやダウンロードではなくて、かなり画期的です。
※宿題等も、この音声・映像データを使って取り組んで行きます。
A1.1 授業の様子
今回は、3週目から担当の教師が変わりました。クラスの前半・後半で変わるというわけではなく、教師や学校の都合だと思います。
ただ、良い悪いも含めて教え方は、全然違いました。
私のクラスは、6人の生徒で構成(恐らくコロナの影響)されているので、会話の練習は、2人組で行います。
教科書やプリントの会話フレーズを、役割を変えて練習をします。また、その中の単語を自由に変えて、会話の練習もします。
日本の授業と異なり、教師の説明中でも、どんどん分からないことが出てきたら、その都度質問する感じです。
教師からの説明は、基本的にはドイツ語で説明されます。そして何度もドイツ語で説明されても分からない時に、英語で説明をしてくれます。
携帯電話での単語検索は自由に行えています。語学学校の中では、単語をその都度調べるのではなく、文脈で理解する事を推奨して、使用を控えるようにしている所もあると聞きます。ししかし、単語を調べることに、辞書サイトやアプリを使用することは良しとしています。しかし、翻訳サイトやアプリはあまりおすすめしないので、それで文章を作ったりはしない方が良いと説明されています。
私の感想(~3週間)
やっと三週間目に入りました。
学校に行く前に、少し自己学習を無料オンラインサイトで行っていましたが、やはり学校で学ぶと理解速度が全然違っていました。
この3週間で学んだことは非常に多く、そして自己学習の時より、知識が非常に整理することができました。
しかし、この時期でいくつかの大きな課題に直面しているように感じています。
・教師の説明が分からない
・発音が難しい
・冠詞の変化に苦戦
1~1.5週目位は、教師の話している事はなんとなく理解出来ていましたが、2週目に入る位から、分からなくなってきました。
理由はいくつか考えられていますが、一番の原因は…。
…「単語理解に混乱している」ことです。
「W」で始まる疑問詞や、使われている動詞がまだ頭の中で定着していないので、何を聞かれているのかがわからないのです。また、理解している単語も、耳が慣れていないので、通り過ぎてしまうことがしばしばあるのです。
黒板に掛かれれば分かるのに、口頭での説明などは、現段階では非常に混乱してしまっています。
これは慣れかもしれないかなって思っていますが…。
次に、それぞれの単語の発音が個人的は非常に難しい。読めない・口が動かないと…。
ネットや色々な方が、「ドイツ語はローマ字読みができるから、英語より簡単」という人がいますが、誰だ!!そんなことをいうのは!!って言いたくなってしまっている今日この頃です。
他の生徒の発音は自分と比べてもとても聞きやすく、またとてもスムーズに文章を読んで行来ます。でも、私の場合は一単語・一単語ずつでなおかつ、発音が違うことがしばしばなんです。
それに加えて、口が動かない!!!
一つ一つ発音を調べて、練習しかないのでしょうね。
でも、現地の方が、「ドイツ語の発音はルールがあるから、それを理解できると英語よりはるかに簡単」と教えてくれました。
このルールに辿り着けるまで、コツコツ頑張って行きます。
そして、今クラス全体で苦戦しているのは、「冠詞」とその「変化型」です。
ドイツ語の名詞には、男性・女性・中性名詞に分かれています。そのため、名詞によって冠詞が変わってしまうのです。英語なら、どの名詞にも「the/a」で行けるのですけどね。
そのため、単語を覚える際も、冠詞とセットで覚えるのが良いとされています。そうでないと覚えられない。また、「私は、”リンゴ” を買います。」のように名詞(”リンゴ”)が目的語に使われる時も、冠詞が変化しなくてはいけません。
さらに、使われている名詞が、男性・女性・中性なのかによって、「それ」を表す代名詞も変わるのです。英語なら、「it」で行けるのです部分です。
この冠詞の問題は、非常に難しく、使い分けを身に付けるまでには、結構時間が掛かりそうです。
宿題は毎日出ます。大体30~1時間位で終わる内容です。そのため、教師からは反復練習をするように言い渡されています。
でも、育児をしたり、仕事をしている場合は、なかなか宿題をやるだけで精一杯のように感じてしまいます。この期間で一日だけ、宿題に3時間を使ってしまったものがありました。
寝たのは、23時以降と結構大変だった…。
指定された絵の中から、そこにいる人物に関わる「動詞」を書き記すというものでした。
それに、エキストラ課題(やらなくてもOK)で、その動詞単語で文章を作るというものでした。
なかなか難しく、時間も掛かってしまいましたが、そのおかげでなんとなく文章の流れが分かってきたように感じます。
そして、先日実際にお店の人に声を掛けて見ましたが…。
やはり、全く理解してもらえませんでした。
まだ道のりは長く、入口に立っただけなのかもしれませんが、少しずつ、コツコツ進めて行きたいと思います。
最後に
3週間目が終了となり、言語学習の初期はどれだけ単語にしろ、フレーズにしろ暗記ができるかなのかなって感じています。
その暗記できた量が増えれていけば、次に言語の理解へ進むのだろう。
語学学校の教師も、A2やB1などの先のクラスで学ぶ内容は、生徒が混乱するからA1ではあえて説明をしないようにしています。
確かにこれは正解なのかもしれません。
今の段階では、覚えることが多すぎて、本質やルールを理解するということに力を向けられないのが正直な所だからです。
まだまだ始まったばかりの語学学校ですので、引き続き頑張って行こうと思います。
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