働き方が変わるかも…。政府や大手企業も進めている働き方改革・副業は必要か?不必要か?

パパリノの独り言

最近、副業についての概念が変わりつつあるように感じます。ロート製薬、ヤフー株式会社など大手企業も副業を認めるようになってきました。

そこで、雇い主ではなくて、雇われ側の視点として、副業は必要?それとも不必要?…、少し一緒に考えていきませんか?

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給料は十分?

国税庁調査などの調査によると、ここ10年くらいは少し上がったりもしているようですが、1997年(平成9年)をピークとして、40万円程下がってしまっている現状です。

そして残念なことに物価は上昇している現状があります。

数十年前を思い出してください。その時は100円で買えていたものが、今は1.5倍や2.0倍になっている同商品をよく見かけませんか?

平均年収の低下と物価上昇は、社会情勢の変化を含む様々な理由がありますが、私達からすると死活問題の一つではないでしょうか。

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副業のイメージって??

ネガティブイメージ・・・

・本業を疎かにしてしまう。
・本業の情報漏洩リスクがある。

この二大ネガティブイメージが副業をするときに雇い主も私達にも良くないイメージではないでしょうか?

1)本業を疎かにしてしまう。

 ストレス社会と言われているように、本業一本でも仕事の質が大きく下がってしまう状況になるとももしばしばあると思います。それに加えて、もう一つの副業という仕事による労力が加わると誰もが想像するのは簡単なのではないでしょうか?

 例えば、18時まで仕事をして、その後に副業と数時間やったとしたらどうでしょうか?毎日残業をしているのと変わらないし、その状態で疲れがたまらないわけがありません。

 別の視点では、副業の方が面白くなってしまい、本業と副業が逆転してしまうケースです。服魚の功績は上がるが、本業の功績は上がらない。時代も変わり、二つ、三つと趣味をするかのように副業と本業のバランスをとる人もいると思います。しかし、仕事を多く掛け持つ場合と一つの仕事に打ち込むのとでは、生産性が変わってしまうことが懸念されます。

 複数の事を同時に行うマルチタスクと一つのことに集中して行うシングルタスクとでは、ある研究ではマルチタスクの方が生産性を最大40%低下させてしまうという結果が出ていることを知っていますか?

 本業の時間と副業の時間が違うのだから、マルチタスクではなくてシングルタスクじゃないかって思われる方もいると思いますが、自分のタスク(本業の仕事と副業のタスク)を持っていると意識下では同時に脳が処理をしているはずです。

 もちろん、仕事とプライベートと同じように、本業と副業を切り替えている人も方も大勢いらっしゃいます。しかし、残念ながらそうできない方や、副業の魅力に流されてしまう方も同時に多いのが現状ではないでしょうか。だから、この“副業による本業を疎かにしてしまう”というイメージが常に付きまとってしまっているのは想像するのに難しくありません。

 本業を疎かにしてしまうということは、自分のキャリアを伸ばせないリスクが伴います。また、副業が本業の給料を超えている方が少ないように、本業でのキャリアが伸ばせないということは長い目を見た時には大きなデメリットとなってしまう可能性があります。

2)本業の情報漏洩リスクがある。

 雇い主側からすると、これは本当に大きな問題であり、これが原因で副職を認めていない企業も多い現状があります。現代社会は情報社会と言われており、情報はお金になります。直接漏れる場合もあれば間接的に漏れる場合もあります。

 本業でも自分の仕事に必要な情報は、ライバル他企業や対象のお客などから、いかに聞き出すかに神経を使うことも多いと思いますし、場合によってはお金を払ってでも得たい情報も多いことは皆さんもご存知だと思います。

 インターネットが普及し、ブログやSNSで読者を集めるために、自分の会社の未発表商品や人事情報を書いたりしてしまう方がいるようです。これは、意図的に行う方もいれば、書いてはいけないと理解して文書を作っていても、関連した話題を書いている時に情報を書いてしまっていたりと、情報漏洩のリスクは本当にたくさん存在しています。

 副業としてやっていなかったら漏れなかった情報と言われても致し方ないのです。人によってはそれが原因で、働いている企業(本業の仕事)に不利益を与えたとして解雇された人や訴えられた方も多々います。

 本業を失ってしまったら、これこそ本末転倒です。

ポジティブイメージ

・収入が安定する。
・個人スキル・経験が増える。
・人脈が広がる。
・リフレッシュできる。

この4つが大きいなメリットではないでしょうか。

1)収入が安定する。

 これが一番大きいのではないでしょうか。平均年収が下がり、物価が上がっている現状で収入が増やせす事は大きな課題です。いくつかのサイトで副業の平均収入を取り上げていますが、月収4万円程だそうです。

 しかし、この数字にはあまり意味を持ち合わせていないと個人的には考えています。なぜなら、稼いでいる人と稼げていない人との格差が想像を絶するほと開いているからです。ですので、鵜呑みにはできせんが、一つの指標として頭の片隅に入れておいてもいいのかもしれません。

 月の小遣いが、5000円・一万円増えたら、自分達の生活どれほど変わるか。わくわくしませんか?そして、子供の習い事の月謝が半額になったり、まるまるカバーできたらと考えたらどうでしょうか?

 本業で月給を5000円増やすことは今から後何年働いたらいいのでしょうか? 今からどれくらい出世したらもらえるのでしょうか?そう考えると、副業始めた方が、今の本業の収入を増やすよりも可能性はあると思いませんか?

2)個人スキル・経験が増える。

 自分の仕事やプライベートでの経験を元に副業を選ぶのが成功のヒントと言われています。また、自分がずっとやってみたかったことなど、新しい分野で副業を始める方も多く見られます。

 副業を始めるという事は、その知識や技術を身に付けられるという事ですそして、その副業を続けるという事は、その知識・技術が向上し、経験も同時に積み重ねていけるという事です。

 自分の持っている知識を使ってブログを書いている場合は、必要な情報(データや最新情報など)を調べたりすると思います。そのため、さらに知識を広げることができます。

 人と直接接する副業をしているのであれば、コミュニケーション能力の向上はもちろん、副業の分野、本業の分野に関連する生の情報を得ることもできることがあります。

 医療関連の仕事をしている人、例えば看護師の皆さんは、医学・看護学・病院/病棟運営などを研究したりして、病院内で活用できる知識・技術を身に付けることは多いです。しかし、残念なことに、対象とする患者は一般人であり、その一般人が抱えているストレスや取り巻いている環境については、あまり情報を持っていない看護師も多くいます。

 体調が悪くて病院へ行ったり、入院していて、看護師や医療スタッフの対応に疑問を感じたことはないでしょうか?それは、個人的な性格もあると思いますが、病院という非日常的な環境(病院内)と日常生活との知識と感覚に乖離がある場合が多くあります。

 看護師が副業で別の仕事をしていたらどうでしょうか?または、急性期病院の看護師が在宅看護の副業をしたどうでしょうか? 

 病院以外の、自分のメイン分野以外の人の日常に触れることによって、自分達が取り巻く非日常的な環境だけではなく、患者の日常を理解するきっかけになると思いませんか?

3)人脈が広がる。

 ある程度仕事をしていると、大体特定の人との付き合いに偏っていく方も多いのではないでしょうか。今の仕事でもっと人脈を増やしたいと感じている方もまた、多いのではないでしょうか。

 副業を通して、自分のメインの仕事に力を貸して頂ける方や、仕事の幅を広げてくれる方、さらにプライベートの楽しみを増やしてくれる方など、非常に多岐に渡り自分に影響を与えてくれる方に出逢えたりすることができます。

 人脈が増えるということは、仕事において、人生において、とても大きなファクターとなることが多いので、このメリットだけでも非常に大きいと思いませんか?

4)リフレッシュできる。

 時間の使い方や時間に対する意識が変化していくと思います。そうなることによって、今まで流れで付き合っていた付き合いや飲み会など、または長々やってきた会議などに対する取り組み方が変わり、自分の時間が作り出せてきます。

 また、メインの仕事と副業をする時間の確保、そしてプライベートのメリハリができるので、気持ちの切り替えが今よりも上手になっていくのです。

 仕事でひきづったストレスなどを家に持ち帰って、メリハリなくそのまま朝を迎えてしまうという負のサイクルを止めることができるのです。さらに、副業というメインの仕事とは別の仕事をすることによって、頭の中から一時的にもメインの仕事での嫌な気持ちなどを切り離せることができるので、よいブレイクタイムとなるとも言えます。

 つまり、副業によって、メリハリのある時間を調整することができ、それはリフレッシュする時間を与えてくれるきっかけになることがあるのです。

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副業って必要? 不必要?

 個人的には副業はこれから必要ではないかと考えます。目的はいろいろあるので、副業で数十万を獲得することも、数千円獲得することも含めてですが、メリットとデメリットを把握しながら行っていくのであれば、必要ではないかと考えます。

 政府も働き方改革の中で、副業を後押ししていますし、実際に多くの大手企業が取り組み始めています。これは、雇い主も雇われ側の両者にとって、利益になるためです。

 しかし、メインの仕事と副業の意味合いがわからなくなってしまう方や、社会人として人や会社に迷惑をかけてしまう方もかけていることを認識できていない方もいるのが現状です。そのため、誰もが副業ができるというわけではなく、副業に向かない方もいます。

 副業のメリットとして、知識や技術の向上・経験・人脈等が増えることは、本業へよい影響を与えられることは言うまでもありません。さらに、仕事以外にもよいメリットがあります。

 今後の働き方が変わるかもしれません。これらの長い人生の中で、自分のため、家族のため…、多くの目的があると思いますが、副業を通して目標を達成していくという選択肢もとても有意義な選択だと感じています。

 みなさんも今後の働き方について、考えてみてはいかがでしょうか?

 

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