首・肩の痛みは疲れではなかった!!!~頸椎ヘルニアの体験談と医療者の立場からのアドバイス~

健康

2年前の仕事中から頸部の痛みを強く感じるようになり、今年頸椎ヘルニアと診断を受けました。ここまで至るまでに1年以上もかかり、症状に苦しめられて来ました。

もしかしたら、同様の症状で悩まされている方もいるのではないかと思い、アドバイスも含めて、書き綴っていきたいと思います。

頸椎ヘルニアについては…、こちらにまとめています。

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私の状況

私は、ストレートネックと言われています。

ストレートネックとは…

頸椎(首の骨)がまっすぐになってしまっている状態の事を言います。本来であれば、頸椎は頭の重みや衝撃を和らげるために、S字様になっています。つまり、ストレートネックだと、頭の重みなどや頭頚部への衝撃の力をうまく逃がすことができずに、首・肩に非常に負担を掛けてしまうのです。

読書や勉強、そしてスマホなどの作業では、私の姿勢にも問題があったかもしれませんが、首や肩に非常に負担を掛けてしまっていました。

スポーツのアクシデントやぎっくり腰などの突然のダメージではなくて、長い時間を掛けて、じわじわと負担を掛けていたのでしょう。そして、症状が出る時にはすでにヘルニアになっていたということです。

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私の頸椎ヘルニアの症状

それは突然やって来ました。肩こりや首と肩の付け根にある骨の突起が痛むようなことに気が付きました。疲れや筋肉のコリ程度と思い、首や肩をまわしたり、自分で揉んだりして対応していたのです。

その次に、左手で持ったものをよく落とすようになっているのに気が付きました。夜勤や多忙なこともあり、疲れや歳かなって安易に考えてしまい、そのまま放置してしまった。

そして、左肩全体的に感覚がなんかおかしくなり、左腕でしびれはじめた。その頃には、時折頸部痛と首の骨突起の部分の激痛が起こるようになった。この痛みはどうしようもなかった。

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私に対しての医師の診断

職場の同僚に勧められ、医師に診てもらったら、まずはレントゲンと撮りましょうではなく、すぐにMRIで診て見ましょうと言われた。

そして、診断結果は…「頸椎ヘルニア」でした。

私の場合は、第5.6頸椎間のヘルニアであった。

治療方法としては、外科的手術と保存的治療でした。私の場合は、左上肢のしびれや感覚異常などの症状が固定していないため、手術のリスクと現状の生活レベルと現在の症状から、まずは保存的治療をしましょうということになりました。しかし、症状が悪化した際は、迷わず手術を考えていきましょうと付け加えられた上の話でした。

私の頸椎ヘルニアの治療

頸部の治療に対しては、鎮痛薬の内服頸椎カラー(ソフトネックカラー)装着で、患部の安静を図ることになりました。そして、筋肉緊張を和らげる薬も処方されました。

ネックカラーは寝る時も装着しました。寝ている時の顔の位置や体位で頸部痛があったためです。ネックカラーは男性の場合、喉ぼとけにあたったり、女性でも首が圧迫して呼吸がしづらいなんて感想があり、安易に外してしまうなんてよく聞きますが、付けているのとないのでは、私の場合は全然違いました。

三日後に、少し症状が緩和し始めたので、接骨院で頸部ヘルニアの治療中である事を伝えた上で、肩甲骨当たりの背中と腰を診てもらうことにしました。首をかばうために背中と腰の筋肉に負担を掛けているようで、筋肉のコリもだいぶ強くなっていたことと、時々腰が突然ズレてぎっくり腰になりそうなんてこともあったためです。電気治療とマッサージをメインとした治療を追加で行いました。

接骨院は賛否両論がある所です。逆に症状が悪化してしまうなんてこともよくあり、嫌がる整形外科医師が多くいます。しかし私の場合は、そこは使いようだと思っています。

ヘルニアと診断された時に接骨院の活用について医師に相談しました。MRI画像を接骨院の先生へ診てもらってから行ってもらうようにしました。

病院では、画像検査と内服治療がメインになり、整骨院では電気やマッサージがメインになります。メリット・デメリット、治療満足度などをしっかり考えた上で、組み合わせるのが効果的のように思えます。

一週間くらいすると、症状が和らぎました。その後、徐々に落ち着きを見せるようになってくれました。

現在の状況…

ヘルニア自体は残っているので、完治したというわけではありませんので、辛いときは時折ネックカラーを装着し、鎮痛薬を内服することもありますが、症状はだいぶ落ち着いているように感じます。

現在、整骨院の先生が諸事情で変わってしまいましたが、1回/1~2週間くらいで通っています。

先生曰く、ネックカラーも良し悪しで、脊椎の正しい位置に乗りづらいので、ずっとつけているのも良くないと言われました。そのため、正しい姿勢で、筋肉をスムーズに動かせるように全身の筋肉の動し方の指導と筋疲労を診てもらっています。

不思議なことに、頸部痛がある時でも正しい姿勢で正しい関節の動きをすると痛みが和らぐのです。そのため、辛い時は整体術を施工後、テーピングで補助してもらっています。そうするとネックカラーをするよりも格段に症状が楽になります。しかし、デメリットは私がかぶれやすいため、一日後には水泡ができてしまうので、あまり長く付けていられないということです。

最後に

頸椎ヘルニアの発症メカニズムがわかっているが、症状に個人差があり、また治療効果も個人差が強いのが問題です。そのため、私の経験が他の方にも良いアドバイスになるかもしれません。

これは付き合っていく病気・怪我の一つです。完全回復に固執せず、どう付き合っていくかがポイントのように感じます。

私の体験談が同じ悩みや不安を抱えている方に少しでも役立ってくれたらうれしいです。

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