ポテトチップスを食べた翌朝に、体重が増えている!!! ~ポテチの裏の顔~

健康

ポテトチップスが無性に食べたくなる時ってありませんか?

そして、食べると止まらずに、気が付いたら一袋を食べきってしまう…。美味しいんですよね。そして、毎回翌朝びっくりしてしまう…、体重が増えているんです。

ダイエットや健康管理に大きく影響を及ぼしてしまう可能性のあるポテチ君について書き綴って行きたいと思います。

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ポテチと摂取カロリー

ポテチのカロリー:330kcal /袋(60g) ※800kcal 以上(商品によって)
一日の摂取カロリー:女性2000kcal 男性2200kcal

多くの場合に、3時のおやつや夜の楽しみなどで食べる機会が多いことを考えると、非常に多いと言えます。

ポテチダイエットなんていう事をされている方が時折見受けられます。摂取カロリーがご飯一杯半程度と考えて、夕食をポテチのみにするとか、食事をポテチのみにするなどなど。しかし、これはおすすめできないです。

ポテチの主成分は、炭水化物・脂質・塩分です。つまり、栄養がほとんど含まれていないということなのです。

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ポテチの糖質と脂質

ポテチの主成分:ジャガイモ → 炭水化物(糖質と食物繊維)

ジャガイモは、野菜ですが、ビタミンやミネラルなどが摂取できる野菜ではありません。麺や米、パンなどと同じで、炭水化物が栄養素となります。

炭水化物は、急激な血糖値の上昇を促すため、体内でインスリンが多く分泌されます。このインスリンは私達の身体で非常に重要な働きをするホルモンなのですが、同時に脂肪蓄積を促す作用もあります。

ちなみに、ポテチの糖質は約32.8gで、 角砂糖9個分に相当します。

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ポテチと脂質

ポテチの脂質:30g (60g/袋)
成人一日の摂取目安量 約50g

高温の油で調理されているので、脂質の量は多いことが簡単に想像できます。しかし、そのほかの食事でも油を使う事を考えると、ほとんどの場合取りすぎになってしまうのではないでしょうか。

ポテチと塩分

ポテチの塩分:0.6g (60g/袋) ※商品や味によって大きく変わる
成人の一日の摂取目安量
厚生労働省 男性7.5g 女性6.5g
日本高血圧学会 6g
WHO 5g

一見して、少ないように感じる塩分量ですが、商品によって結構異なります。また、食事の料理時にほとんど使われているため、この塩分量はなかなか侮れないと言えます。

ポテチの誘惑

満腹中枢が刺激されづらい

マイルドドラック

満腹中枢が刺激されづらい

ポテトチップスは咀嚼回数が非常に少ないです。噛む回数が少なく、バリボリと食べられてしまいますよね。特に、何かしながらのポテチはあっという間に一袋を食べきってしまうなんて経験は皆さんあるのではないでしょうか。

咀嚼は、胃腸の消化吸収の働きを活発にする効果に加えて、満腹中枢を刺激する作用もあると言われています。しかし、ポテチは咀嚼回数が少ないため、なかなか満腹中枢を刺激しないので、なかなか食べる量をコントロールすることが難しいのです。そのため、TVや映画を見ながら、勉強をしながらなどでは、意識がポテチから離れているため、気づいたら袋の中身がなくなっていることに驚いてしまうということなのです。

マイルドドラック

ポテトチップスは「マインドドラック」の一種であると言われています。これは、糖・塩・油・うま味調味料などは、脳に快楽や幸福感を与えてしまう成分であるため、依存性が指摘されているのです。ポテチにはこれらの成分がほとんど入っており、主成分と言ってもいいくらいです。無性にポテチが食べた~い、気が付いたら手が伸びていたなんて経験はないでしょうか?

健康とポテチ

ポテトチップスには、アクリルアミドが含まれています。これは、炭水化物を120度以上で過熱することで化学変化を起こして発生する物質です。現在も研究が続けられているものなのですが、健康に影響を与える物質として注意喚起されていることが問題とされています。

発がん性について
・国際がん研究機関の発がん性分類 2A:恐らく発がん性がある に分類
・IARC(WHO下部組織):発がん性が強く疑われる
・オランダマーストリヒト大学の研究
  ー特に非喫煙者の女性において子宮内膜がんと卵巣がんの危険を高める
  ー取り過ぎは、腎臓がんのリスクを高める
アクリルアミドの許容摂取慮:1㎍/kg → 60㎍/日
ポテチに含まれている量:平均36.6㎍/60g 厚生労働省 農林水産省のデータより

ノルウェーの統計調査では、平均で男性38㎍/日・女性29㎍/日を70年間食べ続けた人を調査した結果、1万人に6人の人ががんになったそうです。また遺伝毒性発がん物質であり、直接遺伝子にあるDNAを傷つけてしまう性質があると指摘されているのです。

ポテチを食べてはいけないというわけではありませんが、このような物質が含まれている事を認識している必要は大いにあるといえるのではないでしょうか。

私の体験 

ほんとうにポテチが好きです。無性に食べたくなる時もあり、尾長が空いていなくてもついつい手が伸びてしまうこともあります。食べないときは食べないのですけどね。

買い物に行った時に、娘に「パパ、今日はポテチどうする?」って必ずと言っていいほど、聞かれてしまう今日この頃です。

それでも、多い時でも週に二回、食べなければ2カ月に一回程度という頻度だと思います。

そして、ほとんど食べる時は、一袋食べきってしまいます。また、かならずビックサイズなので、食べる量も多いと言えると思います。

しかし、先日あることに気が付いたのです。それは、体重の変化です。最近運動をしているので、徐々に体重が増えるということはないのですが、ポテチを食べた翌日の朝の体重測定の時に、必ずと言っていいほど体重が増えていることに気が付いたのです。平均して、0.5~0.7kg程です。そして、残念ながら、その増えた分はなかなか落ちてくれない。

つまり、1週間や10日でさがった体重が、ポテチ一袋で台無しになり、さらにそれ以上の運動が必要とされるということです。

カロリーだけでみても、ポテチ一袋は、ランニング50分以上のカロリー消費が必要とされているので、わからなくもないけど、それ以外の要因も大きいと思っています。

塩分過多によるむくみ、カロリー過多と脂質過多による脂肪蓄積などなど。

食べたカロリーは、消費せずに残ると脂質として蓄えられるということがあるので、夜にポテチを食べることは、やはり問題だったのかもしれない。。。

ショックです、、、。運動を始めると、体重が減りづらく、すぐ増えるということが分かっているので、頑張りに比例しない、無慈悲な現実を本当に知らされます。

でも、マイルドドラックと言われるように、やはり中毒性があるのでしょうね。ちょっとの気のゆるみでいとも簡単に手が伸びてしまう。

ポテチめ~、っといつも思ってしまいます。

最後に…

ポテトチップスを開発した人は、本当に凄い発明だったと思います。日本以外でも、世界各地どこでもポテトチップスは食べられますし、非常に大きな産業となっています。

しかし、それに伴い、中毒性もあり、健康被害も指摘されているのも事実です。ポテチの食べ過ぎや食べる習慣がついているかたは、生活習慣病やがんなどの健康被害もしっかり理解しておかなくてはいけません。

ダイエットや体調管理の時は、これらの情報を知っているのと知らないのとでは、やはり大きな違いがあります。

それを理解して楽しむことは大切かもしれません。

一袋食べたしまった時に、「あ~っ、やってしまった!!!」と思ってしまうことや、二日連続で食べてしまった後のものすごい罪悪感が結構あるので、その後にはポテチとは距離を開けるようになったので、知識として理解しておくことは重要ということですね。

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