驚かされたドイツの語学学校に関連するビザ取得について~準備した書類や実際の体験~

語学学校ビザ コロナ ドイツドイツ移住

なんとか語学学校ビザ取得に辿り着きました。

コロナによって、結構環境が変わってしまい、不法滞在になっているのではないかとひやひやしていた今日この頃でした。なにせ、十カ月もかかってしまったのだから。。。

今回、語学学校ビザの取得に関連する情報を書き綴って行きたいと思います。

何かのお役に立てれば、嬉しいです。

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観光ビザ:滞在ビザ(日本人)

ドイツに来たら、自動的に90日間も観光ビザが発行されます。

そのため、ビザなしで入国したことにならないので、安心ですね。

しかし、90日間のみなので、それを超える滞在予定の場合は、他の滞在ビザを申請史なっくてはいけません。

就業ビザ・学生ビザなどなどです。

今回私は、語学学校に通うことになるので、そこを中心にまとめて行こうと思います。

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語学学校ビザ

学生ビザと語学学校ビザは何が違うの?

詳細は、公式HPで確認をお願いします。

エイジェントの説明からは、以下の説明を受けました。

学生ビザ:大学・高校・中学など
語学学校ビザ:語学学校

学生ビザは、基本的には学生でいる限り発行され続けることができます。

しかし、語学学校ビザは、少し期間が異なってしまうので、注意が必要です。

語学学校ビザの注意点

・語学学校ビザの期間

・語学学校ビザの延長

・語学学校ビザでの家族扶養申請

・語学学校ビザでの就労

・語学学校ビザの期間

語学学校ビザは、最長で2年間出ると聞きました。しかし、これは自分の学歴に関係するそうです。

もし大卒であれば、2年間の語学学校ビザが発行されます。

しかし、大卒でなければ、1年間の語学学校ビザの発行となるそうです。

・語学学校ビザの延長

延長申請ができないということなのです。

さらに、一度ドイツを離れて、再度新しく語学学校ビザを申請することもできないらしいのです。つまり、一生に一度だけだそうです。。。

・語学学校ビザでの家族扶養申請

残念ながら、語学学校ビザで、家族扶養をすることはできません。しかし、学生ビザであればできるそうです。この辺が少しわかりずらいですよね。

実際、エイジェントに子供も一緒に連れていきたい事を説明した時に、対応できないと渡独間近でドタキャンされてしまいました。

※他のエイジェントを急遽探して、対応してもらったので、ほんとに助かったのですが…。

・語学学校ビザでの就労

結論から言うと、残念ながら就労することはできません。バイトができないということになります。語学学校ビザの間は、基本的には自分の貯金でやりくりをしなくてはいけないということです。実際の私もそうです。

しかし、ドイツ国内で収益を上げてはいけないということですが、日本での就労や収益を上げることができるということです。つまり、ドイツ国内でオンラインビジネスは可能ということになります。

オンラインビジネスが慣れている方や、実際の始めている方は、この件は問題にはならないかもしれません。

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必要な書類

・パスポート

・写真(ビザ用)※写真の裏に名前を記載

・語学学校の在籍証明書

・ビザ申請用紙

・保険加入証明書

・住居契約証明書

・住民票(ドイツ国内)

・閉鎖口座開設証明書

・戸籍謄本(日本語原本&ドイツ語翻訳した物)

・ビザ申請料金(現金)

子供がいる場合
・学校在籍証明書
・両親のパスポート
・留学許可に関する手紙(片親や両親が日本にいる場合)

提出書類不備に注意が必要です。残念ながら担当スタッフによって話が異なることが結構あるらしいです。そのため、何度も通った方も多くいるらしいです。

上記は私がエイジェントの指示のもと準備した書類で、これで問題なくビザが発行されたのですが、必ずご自身で確認をされてください。

コロナ時期による注意点

予約必須

予約が取れない場合や緊急を要する場合は、予約外で申請に行くことができたようです。朝早くに並んで、順番待ちをしていたそうです。しかし、今はそれが出来なくなっています。

そのため、必ず予約を取らなくては行けません。そして、この予約がなかなか取れない。

しかし、根気よく行うしかないというのが現状です。

そして、入口で予約があるかの確認がされています

予約を取ると予約日程を含めた予約表がメールされてきます。

私は、印刷して持って行きましたが、他の方はスマホの画面を見せて、確認をしてもらっていました。

つまり、予約がないと建物の中に入れてくれません。

健康チェック

建物に入る前に、体温測定が行われます。つまり、当日に発熱があったり、体調不良を起こしてしまうと、せっかく予約が取れても、ビザ申請を行えなくなってしまいますので、要注意です。

マスク着用必須

マスクを必ず持参して行ってください。マスクを忘れると、建物の中に入れてくれません。

また、建物内にも、スタッフが見回っているので、建物内ではマスク着用が義務付けられています。

私達の体験

何が一番心配したことかというと、書類予約時間でした。色々な方からの話を聞くと、担当スタッフによって対応が違うことと、何度も足を運ばなくてはいけないと聞いていたからです。

そして、予約時間を過ぎると受付はキャンセルされてしまい、融通が決して通じないということなので、本当に心配していました。

どうしてここまで心配していたかというと、今回コロナの特別処置で、観光ビザの延長がされていたのですが、その情報があるだけで、実際どこまで有効なのか不明であったことと、何か問題が起きた時に手元に提示できる滞在ビザ証明書がなかったからです。不法滞在になってしまっているのではないかと本当に心配していたのです。

書類は3日前・前日・当日の朝と不備がないかと確認し、持参して行きました。

子供と一緒に行ったのですが、やはり子供の準備が重なると出発予定していた時間よりも遅くなってしまい、少し汗ってしまいましたが、何とか無事に着くことができました。

外人局(移民局)の周りは、あまりカフェなどはなく、これは早めに行きすぎても外での待機は結構大変かもと感じてしまいました。なぜなら、ドイツのこの時期の朝は本当に寒く、また残念なことに当日は雨も降っていたからなのです。

初めての場所であったので、google mapを使って行きました。しかし、google mapが示す建物と入口に多少の誤差があり、結局建物の周りをぐるっと回ってしまいました。ちょっと時間が差し迫っていたので、本当に汗ってしまいました。

無事に入口に着いたら、あまり人がいなかったので、びっくりしてしましました。毎回行列と混雑は凄いと聞いていたけど、すぐに理由がわかりました。

入口の前にスタッフが2名立っており、検問のようなことが行われていたのと、予約の有無を確認していたので、コロナのために予約外の申請と立ち入りを禁止しているためなのだとすぐにわかりました。

入口で体温測定と予約の有無並びに予約時間の確認をされた後に、「マスクをして」と声を掛けられ、建物の中に入ることができました。

建物の中は、混雑はしていませんでしたが、そこそこの人がいました。

待合室には、大きなディスプレイがあり、そこに自分の予約番号と申請部屋の番号が表示されるのを待つという感じでした。

待合室では、隣の人と距離を開けるために、椅子2,3個程開けて座っている感じでした。

この時期は、室内でも肌寒く、ブランケットなどの持参も必要かもしれないかなって感じてしまいました。

私たちの予約番号が表示され、申請部屋に移動しました。

申請室には、スタッフが1人座っていて、その前に透明な仕切りでコロナ対策をしているような感じでした。

私たちは、エイジェントの方に同席をお願いしていたので、その方がいろいろと説明と通訳をして、以下の事を行いました。

・ビザ用写真と実際の本人との確認
・指紋登録
・身長 / 体重の申請
・本人のサイン記載
・ビザ申請料金の支払い

スタッフとの申請途中で、ビザ申請料金の支払いを依頼されました。その場で支払うことができないようで、一度退室して、自動精算機で現金で支払います。そして申請室にもどり、領収証をスタッフに渡すという感じでした。

ビザ申請料金は年々上がっているそうです。数年前は、30EURでしたが、現在は3.4倍にもなっているそうです。私達も、150EURでした。でも、これはどうしようもない出費です

私が驚いたことは二つです。指紋登録身長/体重の登録でした。

就労ビザや永住ビザなら分かりますが、一年間未満の語学学校ビザでも指紋登録を要求されるとは思ってもみなかったからです。しかも、両手です。

日本では、印鑑登録はすれど指紋登録は、犯罪者やよほどのことがなければ行わないので、本当にビックリしてしまいました。さらに、まだ小学生の子供の両手の登録しなくてはいけませんでした。ドイツで生まれた子供やドイツ人もみな登録しているのだろうか…?。恐らく、テロ対策なのだろう…。

そして、身長体重も聞かれました。これは事前情報がなかったので、準備していませんでした。私は毎日体重を測っていたし、当然身長もさほど変化をしないので、大丈夫でしたが、子供の場合はちょっとどうしたものかと思い、スタッフに相談しました。

身長は、壁にメモリが付けられており、そこで身長を測定することが出来ました。体重は、その場の皆で協議した体重で申請をすることになりました。

最後にサインをして、申請は終了となりました。

語学学校ビザは比較的スムーズに取れるビザなので、それほど問題にはなりませんでした。でも、かなり心配してしまいましたけどね。

ここで一つ追加情報がありました。コロナに付随しての情報です。語学学校ビザは1年間出ることになりました。しかし、どこから1年間かが非常に重要になりました。

私は、てっきり申請日からの一年間かと考えていたのですが、かなり前戻っての開始日になると説明を受けたのです。

なんとコロナでの特別延長処置は、3月までだったとのことです。

つまり、私の語学学校ビザは、6カ月前戻っての4月開始となるとのことでした。つまり、実質半年分のビザが発行されたという意味合いになるとのことでした。

確かに不法滞在にはなっていないという証明になってくれますが、なんとも微妙な感じだなぁって感じてしまったのは、正直な感想です。

さてさて、残りの時期をどうするか、考えて行かなくてはいけないですね。

最後に

これからビザ申請をする方で、特にドイツ語がほとんどできなく、情報収集が難しい方のお役に立てればと考えて、書き綴ってみました。

基本的には、「予約取得」「書類・持参物の不備なし」「時間厳守」で、語学学校ビザは取得できると思います。そして、入口で健康チェックをしているので、「体調管理」も、お忘れないようにしてください。

無事にビザが取得できることを願っています。

※ビザ申請に関しては、その都度制度や決まり事がコロコロ変わるので、残念ながらこの情報でのビザ取得の確証はありません。かならず、申請する際は最新の情報を確認されてください。

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